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〜就職活動中の皆さんへ
平成29年3月に卒業を予定しておられる、大学院、大学、短大、高専、専門学校、
高校の皆さんは、就職活動も始まり、慎重かつ真剣に就活を考えておられる事と思います。
平成19年末のサブプライムに端を発した世界的株安は、平成20年秋口からは世界金融危機となり、
世界を震撼させ、日本では日経平均が一時6,000円台に突入してしまいました。その後23年初めには日本経済も回復軌道に乗ったかに見えましたが、1,000年に一度という世界史に残る大震災と原発事故は、日本経済の基盤をも揺るがす状況が景気の追い打ちとなっていました。
しかしながら、24年末の民主党から自民党への政権交代がなされ、安部内閣によるアベノミクスで円安、株高が進み多少の景況感が漂っていましたが、26年10月31日の日銀による更なる金融緩和により、27年初頭、80円→100円と下げてきた円は、
124円前後に、株価は20,000円近くまで円安、株高が進んできていました。
しかし平成28年1月からは、原油安や中国経済等の懸念から円は110円台、日経平均は15,500円台迄下落してしまいました。今後も世界情勢や金融政策に左右され不安定な状況が続くと思われます。
世界景気は、アメリカ経済が好調な事も有り、順調の様に見えますが、南ヨーロッパ、ロシア、イラン、ブラジル等の産油国、米大統領選挙、ベンガジゲート、イスラム国、中国問題、原油価格等々、今だ予断を許さない状況です。
一方日本経済はと言うと、H26年末からの急激な原油安、円安、そして消費税先延ばしによる、いわゆるトリプルメリット効果も期待していた程でもなく、来年には景気にはマイナス効果の消費税10%が待ち受けています。
日本の貿易収支は原油安により大幅改善が見込めますが、1100兆円に上る国の借金は見逃せない事実で、借金は返済不可能なレベルに達している現状です。 政府のインフレ策が功を奏すれば良いのですが、今後の2%物価上昇目標を掲げた政府、日銀のかじ取り如何によっては、今はマイナス金利ですが、長期金利の上昇によるインフレ不況も予測される状況です。
前述のトリプルメリット等による、近年多少の景況感は有ると思われますが、長期的には、日本経済の復興への道程は、未だ険しい状況に変わりはありません。平成29年3月、卒業予定の学生の皆さんにも多少の改善は有っても、ここ数年と同じく厳しい就活環境が予測されています。
再び訪れた日本経済の回復機会に、トリプルメリット、その先には、東京オリンピックと特需もある事から、企業も日本経済の復活を期待しています。
我々I-Group各社が置かれている状況は、まだまだ厳しい状況にあることは否めません。しかし、政府が不況対策として行う公共事業を、少しでも受注し業績飛躍の足掛かりとして捉え、自主開発事業を梃に、勝ち組企業となるべく社員ともども孤軍奮闘して参ります。
そして、複合技術を生かした新しい商品開発に営業力を加え、更に発展する創造企業を目指します。今後もグループ内社員が一体となり、切磋琢磨し中堅企業で在りながら、時代の潮流を的確に捉え業績に反映していきたいと思います。
設立当初の27年前ベンチャー企業であった弊社は、10年で20%以下に減少するという企業環境の中で、計算上は残存率1.0%以下である筈の現在も、安定した売上、企業経営を続けてこれたのは、これもひとえに良いお客様と、その要望にこたえる優秀な社員が居たからに他なりません。
そして、3年後の節目の設立30年に向けて、若い世代の人達とI-Group各社と共に、21世紀の一流企業を目指して頑張りたいと思っています。
これから自分の将来を託す企業を、選択する学生の皆さんの企業選びは、非常に難しいと思います。有名企業を選択するのも一つの選択肢ですが、大企業での活躍には、派閥、学閥、競争etcと制約が多いのも事実です。そして加えて言える事は、今一番人気の企業が20年後も1番である確率は限りなく"0"に近いと言うことです。
我々もこれから先の道のりは多難ですが、できる限り本人のやりたい仕事が出来るよう、 企業としても努力してまいります。
これから先の30年、100年を見通し、お客様、社員、そして企業が共に良くなる Win−Win−Win企業とIGRPブランドの確立を目指し、共に額に汗して働く仲間を求めています。
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